平成29年度NGO研究会 安全管理ワークショップのご案内
平成29年度NGO研究会 安全管理ワークショップのご案内
(特活)難民を助ける会(AAR)は、NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)と協力して、平成29年度外務省NGO研究会のテーマ「日本のNGOの安全管理における課題の把握と政策の提言」を受託し、この度大阪、福岡、東京、名古屋の計4カ所で、安全管理ワークショップを開催することとなりました。以下福岡でのワークショップについてご案内します。
安全管理を取り巻く状況
本ワークショップで扱う「安全管理」とは、交通事故、病気、強盗等の平時の危険から、テロ等の治安に関わる危険までを対象としています。スタッフの交通事故や感染症等で、はっとするような経験は、海外で活動する中で多くの団体が一度や二度は経験しているかと思います。加えて、2010年代以降各地の治安状況は悪化し、例えば昨年のバングラデシュでの事件のように、従来開発支援の事業地で安全度が高いとされて来た国々でも、新たな治安対策上の措置が必要となる地域も多く見られます。
ワークショップの目的
本ワークショップでは、九州または近隣の地方の国際協力NGOに広く参加を頂き、安全管理について理解を深めて頂く一方、各団体が抱える課題の共有と気づきの場とすることを目指しています。スタッフが海外出張している団体、スタディ・ツアーやボランティア・インターン派遣を行っている団体では、万一の交通事故や病気等への備えは、すでに行ってきているかと思います。そのような事前の備えについて、より整理した形でできるように、分析ツールや手法を紹介することが、このワークショップの目的です。
ワークショップの流れ
・現地出張時に起こり得る安全上の問題について、ケーススタディとして特定の国を取り上げ、考え得るあらゆる危険について検討する(交通事故、病気、強盗、自然災害等事)
・以上が起きないようにするための方策、あるいは起きた場合の対応計画について考える
・自団体の事業地の場合、このようにあらゆる危険を想定した準備ができているかを再検討する
・もしできていない部分がある場合、いつまでに何をして変えていくのか、不足しているものは何か(お金、時間、人、情報、研修等)、検討・立案する。
ワークショップで得られるもの
- NGOの行う安全管理について、体系的な理解を深めることができます。
- 最新のリスク管理手法について理解を深め、実際の業務にどのように応用すればよいのかが理解できます。
- 他団体と経験を共有しながら、自団体の抱える課題を整理することができます。
- 安全管理方針や計画策定のためのツール、研修情報等を入手することができます。
- JaNISSによる自己資金の活動成果として、「NGO安全基準(案)」とそのガイドブック(案)を入手し、説明を受けた後、質問やフィードバックを行うことができます。
開催日時と対象者等:
日時:2017年11月18日(土)9:30-17:30 (9:15より受付)
研修終了後、博多駅周辺にて18:00頃から懇親を兼ねた食事会を予定しています。
是非、参加をご検討ください。
(参加を希望される方は、研修前日までにNGO福岡ネットワークまでお知らせください)
場所:はかた近代ビル1F リファレンス104会議室
福岡市博多区博多駅東1-1-33
講師・ファシリテーター:穂積武寛(難民を助ける会)、福原真澄(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)、折居徳正(JaNISS)
対象:国際協力NGOの事業管理、事業実施担当者、または安全管理に責任、関心を有している方(役員、職員、ボランティア等身分は問いません)。定員30名。
主催:(特活)難民を助ける会(AAR)、NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)
協力:(特活)NGO福岡ネットワーク
交通費支給:九州の遠隔地の団体2団体と、中国・四国地方に事務所を置く団体3団体に、NGO研究会予算より交通費が支給されます。該当する団体はその旨ご連絡ください。希望団体数が多い場合は、地域のバランス、経験を考慮の上で、選考をさせて頂きます。
応募方法その他:
申込先
参加をご希望される方は、下部の申し込みフォーム、もしくはメール・お電話にてお申し込みください。
(特活)NGO福岡ネットワーク
Mail: funn@mbk.nifty.com
Tel/Fax: 092-405-9870
申し込み手順等で不明な点がある場合はご連絡ください。
研修内容に関する問合せ先
NGO安全管理イニシアティブ(JaNISS)
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