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1993年

6月に初会合を行う。2回の準備会合を経て、福岡で活動する8団体と個人により、情報・経験交流と組織強化をめざして「NGO福岡ネットワーク」を創立。2ヶ月に1回の定例会を実施。

1994年

参加団体がお互いをよく理解し合えるように定例会で活動報告を行う。会則の整備、事務局の組織化が行われるなど体制整備がなされた。

1995年

1月に第一回総会を開催。ネットワーク組織としての会則、組織、事業計画などを「対外的にもしっかり説明できるよう」決定。
「福岡地球市民教育フォーラム」(呼びかけ:開発教育協議会)の実行委員会に参加。学びの場である学習会を年3回実施。

1996年

学校教育との関わりを深めるために「教室とNGO –架け橋交流会」を開催、以降数年に渡って継続。

1997年

「アジア開発銀行福岡総会NGOフォーラム」の実行委員会に参加。また「NGO列島横断フォーラム」を主催団体の一つとして開催。全国規模の催しの中心的役割を担う。

1998年

「第1回ネットワークNGO全国会議」「第1回NGOどまんなか会議」など全国のネットワークに積極的に参加。
「国際ボランティア講座」(現NGOカレッジの原型)がスタートする。

1999年

「地球市民どんたく」(呼びかけは(財)福岡国際交流協会:現在の(公益)福岡よかトピア国際交流財団)の実行委員会(企画、運営)に会員団体が参加。市民に向けてNGO活動の紹介と国際協力セミナーを開催するイベントとして現在に至っている。
福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」(南区平和)に事務所を移転。地域の方々との交流を進める「びおフェスタ」に参加。
(財)福岡県国際交流センターとの共催で、国際協力やNGOについての連続講座を開催。以後名称を変え、FUNN主催事業として開催。

2000年

NGO活動に関する「相談員」「研究員」「調査員」という外務省NGO活動環境整備支援事業の委託を受け、専従スタッフ3名体制が整い、活動を始める。
「NGO相談員」としての活動と機関誌「国際協力ニュース」発行がはじまり、現在も継続中。

2001年

本格的な人材育成プログラム「NGOカレッジ」を開始。現在まで継続中。
NGO相談も、レインボープラザ、県民ボランティア総合センター(当時)などでも実施。加盟団体の活動も活発化していく。

2002年

YWCA会館内に事務所を移転。運営委員会、専門委員会の設置など体制整備が進められる。
NGOや国際協力活動について学ぶNGOカレッジは、2002年から2006年において福岡市と福岡国際交流協会(現在の(公益)福岡よかトピア国際交流財団)と共催。
市民への情報・学習の機会の提供、学校教育・社会教育との関わりの強化を始め、国際協力ファシリテーター養成講座(国際交流協会、JICA)、国際協力カレッジ(KAFW)、国際ボランティア講座(福岡市立青年センター)等共催行事が充実。

2003年

FUNN設立10周年を記念して写真展、ワークショップ、交流会を開催。会員団体が撮りためた写真には、ひとびとの心温まる表情が多数。後に巡回展示も行う。
日田市教育委員会からの依頼で「日田市ファシリテーター養成講座」を開催。またNGOカレッジ特別編ワークショップ「私は、今、ここにいる」(難民ってどんなひと?)を開催。
FUNN公式サイト リニューアル

2004年

10周年記念事業で作成収集した写真展を県内で巡回展示。福岡教育大学、天神イズム、日田市、北九州市などで開催した。地域の学校やNGOカレッジなどでの開発教育の教材としても活用できるよう教材化した。
NGOのためのアカウンタビリティーセミナーを開催。

2005年

前年2004年度からの検討を経て、10月1日に特定非営利活動法人格を取得。

2006年

国際協力・NGOで働きたい人のための研修プログラム(通称「N研」)を開催。スタッフ研修コースとボランティア研修コースの2コースに分かれ、半年間にわたり開催。スタッフ研修コースではインドネシアへの海外研修も実施した。
外務省主催NGO研究会「未来へ向けたネットワークNGOのあり方」 実施協力、NGOマネジメント講座、政策提言委員会による開発教育セミナー、アカウンタビリティーセミナー、ファシリテーター養成講座など多数実施。

2007年

福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」(博多区博多駅前)に事務所を移転。
スタディツアーを実施するNGOが一堂に会し、市民の方々を対象に説明を行う「スタディツアー合同説明会」を開催。
また倶楽部FUNNの前身となるFUNN交流会を開催。現在まで継続。

2008年

『G8北海道洞爺湖サミット』に際し、サミットNGOフォーラムの活動に積極的協力。福岡で講演会など関連事業を実施した。
スタディツアー危機管理セミナーを実施。ネットワークNGO全国会議に参加。
諸宗教・諸宗派との交流を広げるとともに、財団やボランティア団体を設立して社会的支援の輪を広げている宗教法人真如苑からご寄付をいただく。

2009年

NGO初心者向けの主催事業として「NGO入門講座、ODA入門道場」を開催。NGOや国際協力との最初のきっかけづくりとしても多くの反響を得る。現在まで続く市民向けの行事がラインナップされる。
外務省主催NGO研究会「企業との連携」の福岡受入を担う。「NGO—企業のパートナーシップ in 福岡!」として開催し、福岡初となる企業、NGO・NPO、行政のネットワーク構築を試みる。
赤塚和俊さんを偲ぶ会

2010年

持続可能な運営と活動の発展を目指して中期計画「FUNN 20th」を策定。「市民・行政・企業との連携と協働」「財政基盤強化と事業活動の継続・発展」を重点施策としてとりまとめた。
「NGOカレッジ」と、お試しNGO 2010「ボラタン」を組み合わせて実施するなどユニークな取組を進める他、災害ボランティア基礎研修の共催など連携を進める。

2011年

東日本大震災をうけ、NGO、NPO、行政、中間支援組織などがメンバーとなる情報交換会の呼びかけをいち早く実施。11月には、代表と職員が東北3県を回る視察を行い、支援の方向性について調査を行った。「震災支援とNGO活動について考える」講演会や「災害支援と国際協力」講座を受託した。
JICA地球ひろば「地域NGO提案型研修」ファンドレイジングセミナー、外務省主催NGO研究会「大学とNGOの連携」調査研究・セミナーを実施。
ふくおか共助社会づくり表彰「地域貢献活動部門賞」(福岡県主催)受賞。福岡県内でいちはやくNGOの支援組織として生まれ、長年にわたるネットワークを活かした人材育成、市民からの相談対応などが評価された。

2012年

「国際キャリアデザイン研修」を実施。国際協力の仕事の理解を深め、夢を描き、その仕事に就くまでを具体化していくためのキャリアプラン作成に重点を置いた半年間の研修。
FUNN主催、加盟団体協力により、FUNNとしては初となる海外スタディツアーを実施。タイ、カンボジアの2カ国を巡るツアーとして成功を収める。
「福岡市市民国際貢献賞」(福岡市主催)受賞。福岡市を拠点とした草の根レベルでの国際協力をはじめとする国際貢献活動への取組が評価された。

2013年

創立20周年。国際協力ニュース20周年記念号発行。20周年記念イベントを実施。
スタディツアー危機管理セミナー、西南学院大学地域国際化ステップアップセミナー、国際キャリアデザイン研修など、時代や社会の要請に応えた事業を実施。

次の10年に向けた新たな一歩を踏み出す。

2014年

これまで西南学院大学でのみ行ってきたNGO合同説明会を九州大学で初めて開催。
イベント参加では「第33回広川まつり」に町の要望を受けて初参加。
また、昨年度よりも多くインターンを受け入れるなど、21年目という次の一歩として様々な挑戦を試みた。

2015年

一般財団法人日本国際協力システムの支援を受けて、FUNNのHPをリニューアル。結果も数字に顕著に表れており、活動を広げることに成功。また、セミナー形式のイベントなどを中心に加盟団体と共に多く行い、内容も原点に立ち返ったことで、地に足をつけて事業を行う。

2016年

昨年のHPに引き続き、パンフレットのリニューアル。これにより初めてFUNNを知る人を増やすことに成功。
また、NGO相談員の事業では新たに九州各県の国際協力推進員を訪問することができ、よりネットワークを広げた。
九州7県から国際協力に関心ある学生を集めて「国際協力学生サミット」を開催。互いに振興を深める良い機会になり、クラウドファンディングも20万円という目標も達成。

2017年

国際協力に関する調査・提言に注力。
「秘密保護法NGOアクションネットワーク」や「NGO非戦ネット」の活動への賛同や、「ODA政策協議会」へ参加。
ネットワーク団体であることを生かして主体的な活動を行う。

2018年

「第1回SDGs勉強会」を開催。JICAの「NGO等提案型プログラム」が採択され実施。
昨年から引き続き多くの事業も継続。

2019年

「NGO合同説明会」で初めてヨルダン現地とスカイプで繋げて開催。
ペシャワール会の中村哲さんが銃撃された亡くなられ、弔うために「中村哲さんをしのぶ会」を開催。

2020年

2020年3月の俱楽部FUNNが新型コロナウイルス感染症の影響で中止。
それ以降も計画していた事業が中止やオンラインでの開催へと変更。
夏以降、「俱楽部FUNN」など例年行っているイベントをオンラインの形で行う体制が整う。

何もかもが対面で行うことが難しくなり、出張サービスの県も半減するなど非常に厳しい状況が続いた。

2021年

昨年から引き続き新型コロナウイルスの影響で対面で事業を行うことが難しい状況。

Instagramを利用開始し、SNSを積極的に活用することでSNSリーチ数が格段に増加。SNSでこれまで以上にFUNNを知らない人に向けて情報発信することができた。また、政策提言や勉強会等はZoomを利用することでこれまで以上に参加・開催することができ、withコロナにあった活動を実施。

2022年

「にほんごスタート90HR」協働運営。
新型コロナウイルス蔓延以降、NGOカレッジを対面での初開催。

2023年

ISAPHと共同で在留外国人を支援する方々に関する調査、大分県で多文化共生に関するセミナーを実施。
30周年記念イベントを実施。これまでFUNNに関わってきた方々と共に30年の歴史を参加者の方々と共にふりかえり、今後の活動に求められることを考えることができた。