団体名

特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)

団体名英語表記

Association for Aid and Relief, Japan (AAR Japan)

住所

佐賀事務所:〒840-0826 佐賀県佐賀市白山1-4-28 佐賀白山ビル303号

東京事務局(本部):〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2ミズホビル7階

代表者名

理事長 堀江 良彰

実務担当者名

佐賀事務所 園田 知子

電話

0952-37-5380

ファックス

0952-37-5381

E-mailアドレス

aarsaga@aarjapan.gr.jp

公式サイト

https://aarjapan.gr.jp/

設立年月日

1979年11月24日

会員数

正会員131人、協力会員554人(2022年度末時点)

設立経緯

1970年代後半、ベトナム、ラオス、カンボジア(総してインドシナ三国)では、ベトナム戦争終結後に社会主義化が進み、約200万人の人々が迫害や内戦を恐れて難民となり、やがて日本へもボート・ピープルとして難民が漂着しました。「日本は難民を受け入れない。日本人の心は冷たい」そんな手紙をカナダの友人からもらった相馬雪香は、支援団体の設立を発起。1979年11月、「インドシナ難民を助ける会」が発足しました。1984年に、団体名を「難民を助ける会」に変更し、活動を世界的に展開するようになり、以来、「困ったときはお互いさま」の思いで、日本国内外で65を超える国や地域での支援活動を行ってきました。

団体の活動目的

AAR Japanのビジョンは、一人ひとり多様な人間が、各々の個性と人間としての尊厳を保ちつつ共生できる、持続可能な社会を目指すことです。
そのため、紛争、自然災害、貧困などにより困難な状況に置かれている人々に必要な支援を届け、明日の社会が今日よりも豊かで希望の持てるものになるようにします。さらに、活動を実践することで、誰もが世界の平和と安定に貢献する主体たり得ることを示すとともに、少数派の人々が拒絶され、弱者が取り残されないような社会の実現に向けて努力します。

過去の主な事業

  • 2022年度
    • 日本を含む16ヵ国において33の事業を実施しました。
      例えば、海外の緊急支援として、アフガニスタンやトルコで発生した大地震の被災者支援、浸水被害に見舞われたパキスタンの洪水被災者支援を実施。ウクライナ難民やシリア難民、ロヒンギャ難民、南スーダン難民、コンゴ民主共和国難民の難民支援を継続しています。
  •  2021年度
    • 日本を含む16ヵ国において34の事業を実施しました。
      例えば、海外の緊急支援として、非常事態宣言下にあるミャンマーでの支援、スーダンに逃れたエチオピア難民支援、アフガニスタンの国内避難民、ウクライナの国内避難民および難民支援を実施してきました。
  • 2020年度
    • 日本を含む16ヵ国において36の事業を実施しました
      例えば、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、13ヵ国で難民や障がい者を対象に衛生用品や食料品の配付、感染症に関する情報提供と啓発活動を行いました。

参加への手引き

AARの活動には様々な形で参加することができます。(https://aarjapan.gr.jp/support/

  • マンスリーサポーター:例えば、月々1,500円あれば、十分なケアを受けられない障がいのある子どもが、半年間リハビリや教育支援を受けられます。月々の定額のご寄付を通じて支援する制度です。
  • ふるさと納税:佐賀県のふるさと納税を通じて、AARの活動を支援いただけます。生産者の想いやストーリーが詰まった、佐賀県ゆかりのお礼の品をお選びいただけます。
  • 遺贈/相続財産を寄付:遺言によって、遺産・財産を特定の団体に譲渡する「遺贈」を受け付けています。あなたのご遺志が、世界の子どもたちの未来を育みます。相続財産の寄付も受け付けています。
  • 正会員・協力会員:総会への参加などを通じて団体の運営や活動に関わっていただく制度です。会員限定のイベントや会報などで活動の成果をご報告します。
  • チャリティグッズを購入:絵本や石けん、チョコレートなどのお買い物がチャリティに。贈った人ももらった人も嬉しい、世界に笑顔を届けるオリジナル商品をご用意しています。
  • ハガキ、切手、テレホンカード、商品券など家庭にあるものの寄付、Tポイントで寄付、マイレージで寄付することもできます。
  • ボランティア、イベントに参加をしたり、SNSで世界の状況を広めることも参加の一つです。

刊行物

季刊会報「AAR News」
絵本「地雷ではなく花をください」、1996年刊行
絵本「続・地雷ではなく花をください」、1997年刊行
絵本「続々・地雷ではなく花をください」、1998年刊行
絵本「ありがとう地雷ではなく花をください」、1999年刊行
絵本「心をこめて地雷ではなく花をください」、2002年刊行
絵本「サニーちゃん、シリアへ行く」、2016年刊行

講師派遣について

可能

可能な場合の講演テーマ
  • 世界への一歩
    世界各地にいる難民、障がいのある人、子ども、女性など社会的に立場の弱い人々の生活を知ることで、その背後にある社会課題、国際情勢について理解を深めます。日本とのつながりを考えるきっかけに。
  • 私が難民になったら
    「自分が難民になったら、何に困るんだろう?」「もし戦争中の国に住んでいたら?」。住む場所を追われた人が世界には約1億人います。言葉が分からない、いつ家に帰れるのだろう…難民の方々が抱える困難を、避難生活を追体験しながら理解し、自分ごととして考えてみましょう。
  • 国際支援って何をしているの?NGOの仕事って何?
    ウクライナやトルコなど紛争や災害の現場では、国連、政府、NGOなど、様々な立場で支援活動が行われています。AARの支援活動を例に、その仕組みと課題を考えるとともに、グローバル人材について理解を深める機会をつくります。外国と連携のある仕事に就きたいと考えている生徒へのキャリア教育としても。
  • 外国語を使う仕事とは?
    実際にどのように外国語を使って仕事をしているか、外国語学習の意義について、NGOの活動を参考に理解しましょう。また、日本語や英語が通じない場所ではどのように意思疎通を行うのかを考えるなど、「コミュニケーション」や「多文化共生」について共に考えます。