第17期NGOカレッジ「世界に踏み出す国際協力~私が変わる、ココから変える~」参加者募集!
十分な食べ物がなく栄養不足の途上国の子どもたち。貧困や差別などによる不平等な教育環境。清潔な水が簡単には手に入らない家庭。宗教や政党による対立や紛争が激しい地域。土壌汚染や環境破壊が起こる山林や海洋。
世界中で起きている様々な問題や課題を何とかしたい。
いま世界でどんな問題が起きているのか、その原因は何なのか。もっと知りたい。
国際協力ってどんなことをするのか、私にもできるのか。具体的に考えてみたい。
そう思ったことはありませんか?
この講座は、国内外の現場で実際に活動に取り組む講師を招き、国際協力のリアルなお話を通して世界中で起こる課題やその解決に向けた取り組みを学んでいきます。また参加者同士が語り合い、互いに学び合うことで、新たな一歩を踏み出すきっかけになります。
あなたが持っている国際協力への想いや関心を、このNGOカレッジでさらに高めてみませんか?世界に踏み出す国際協力をココから始めましょう。
ステップ1:世界の現状を知ろう
国際協力活動に携わる3人の講師から、いま世界で起きている問題や、解決に向けた取り組みを知りましょう。
第1回目 未来をつくる力を育む
ウガンダやカンボジアの地雷問題や子ども兵士といった課題を通じて「すべての生命が安心して生活できる社会(世界平和)の実現」を目指して取り組む人たちがいます。「ひとり一人の未来をつくる力」とは何か、考えます。
● 日時:2017年2月4日(土)14:00~17:00
● 講師:栗田佳典さん(認定NPO法人テラ・ルネッサンス 啓発チームマネージャー)
● 会場:A.R.Kビル 会議室C(福岡市博多区博多駅東2丁目17-5)
第2回目 暮らしを変える食料の話
豊かな暮らしを生んだ一方、世界の貧困を加速させたグローバリゼーション。世界中の誰にとっても身近な「食料」をテーマに、グローバリゼーションが世界に与えた影響と、岐阜県垂井町と世界を結ぶローカルな取り組みをお聞きします。
● 日時:2017年2月12日(日)14:00~17:00
● 講師:神田浩史さん(NPO法人泉京・垂井 理事)
● 会場:アクア博多 会議室E(福岡市博多区中洲5丁目3-8 )
第3回目 フェアトレード的・幸せな選択
商品を作る人も買う人も幸せになる仕組みがフェアトレードです。アジア初・日本初のフェアトレードシティを熊本市で目指し、見事認定に導いた明石祥子さんから、自分も世界もハッピーになるお買い物の秘訣をお聞きします。
● 日時:2017年2月18日(土)14:00~17:00
● 講師:明石祥子さん(フェアトレード ラブランド代表)
● 会場:アクア博多 会議室E(福岡市博多区中洲5丁目3-8 )
ステップ2:世界と地域を結ぼう
これからの国際協力のキーワードは、「日本も世界」かもしれません。世界と日本を結ぶ学びを深めましょう。
第4回目 遠くて近い世界と地域
2016年からスタートした世界共通の目標「持続可能な開発目標(SDGs)」。この目標は途上国のみならず、日本を含めた先進国内の課題も解決の対象にしています。SDGsという世界目標と地域活動の「遠くて近いつながり」をお聞きします。
● 日時:2017年2月25日(土)14:00~17:00
● 講師:西川芳昭さん(龍谷大学経済学部 教授)
● 会場:A.R.Kビル 会議室C(福岡市博多区博多駅東2丁目17-5)
第5回目 結んだ先に見えたこと
地域で採れた安心安全な野菜を選ぶことは世界のためにも良いって本当?九州の減農薬運動の先駆者である八尋幸隆さんの農業のお仕事を通して、世界と地域を結んだちょっと珍しい「国際協力」を考えます。
● 日時:2017年3月11日(土)14:00~17:00
● 講師:八尋幸隆さん(むすび庵 代表)
● 会場:つどい処 むすび庵(福岡県筑紫野市針摺中央2丁目4-12)
ステップ3:学びをココから実践しよう
日本と世界の課題に対して、私たちがココからできる行動を考え、実践していきましょう。
第6・7・8回目 私が変わる、ココから変える
これまでの講座での気づきや学びを活かして、一人ひとりにできる具体的アクションや日々の暮らしの中での取り組みなど、世界に踏み出していくあなたの国際協力を考えていきます。
● 日時:2017年3月18日(土)、25日(土)、26日(日)時間は全て14:00~17:00
● 講師:藤井大輔さん(九州国際大学国際関係学部 准教授)
● 会場:福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」(福岡県福岡市博多区博多駅前3−6−1小森ビル4A)
▼ 参加費
無料
▼ 対象
●世界で起こる問題に関心がある方
●国際協力活動やNGOに関心のある方
●これから何かを始めてみたいと思っている方
▼ 定員
20名
▼ 参加条件
全講座に参加できる方
(部分参加も可能ですが、定員に空きがある場合のみ受け付けます。お問合せください)
▼ お申込み締切
2017年2月1日(水)
▼ お申込み方法
以下いずれかの方法でお申込みください。
(1)お申込み専用フォームから
(2)メール、電話、ファックスから(以下の情報をご連絡ください)
名前、年齢、所属、電話番号、Eメールアドレス
▼ 主催・お申込み・お問合せ
特定非営利活動法人NGO福岡ネットワーク(担当:本田)
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-6-1小森ビル4A 福岡NPO共同事務所「びおとーぷ」内
受付時間:火〜土曜日13:00〜18:00、日・月・祝日は休み
TEL/FAX 092-405-9870
URL https://ngofukuoka.net/
E-Mail funn(アットマーク)mbk.nifty.com
▼ 後援(申請中)
福岡県、福岡市、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、公益財団法人福岡よかトピア国際交流財団、独立行政法人国際協力機構九州国際センター
▼NGOカレッジとは
「NGOカレッジ」とは、国際協力やNGOなどが取り組む活動について理解を深めていくことを目的とした連続講座です。NGO福岡ネットワーク(FUNN/ファン)が主催し、今回で17回目を迎えます。
▼講師プロフィール
栗田佳典
認定NPO法人テラ・ルネッサンス 啓発チームマネージャー
1986年、静岡県生まれ。立命館大学産業社会学部卒。生まれつきの心臓病で、13歳の時に手術。この経験から、「いのち」の大切さと「支えられることのありがたみ」を知る。立命館大学で福祉を学び、3回生時に、テラ・ルネッサンスへインターンシップ生として参加。1年半のインターンシップを経て、2009年4月より、テラ・ルネッサンスに勤務。現在は、平和の種を蒔く仕事として、講演活動などを年間40回以上行っている。
神田浩史さん(フェアトレードタウン垂井推進委員会会長)
京都市生まれ。ODAの開発コンサルタントを経て、NGOに転じ、主に東南アジアの農山漁村での調査、政策提言活動に携わる。それらの経験をもとに現在は揖斐川流域の循環型社会の再興を目指し、フェアトレードと地産地消を根幹に据えた地域づくりを推進している。岐阜県垂井町在住。
明石祥子さん(フェアトレード ラブランド代表)
1994年10年、エコショップ「ラブランド」を姉から譲り受けフェアトレード専門店として引き継ぐ。2011年6月アジア初・世界で1000番目の「フェアトレード・シティ熊本市」の実現を果たした。2014年3月「第8回フェアトレードタウン国際会議inくまもと」の実行委員長を務めた。フェアトレードシティくまもと推進委員会代表理事、フェアトレード フォーラム ジャパンFTFN、フェアトレードタウン認定委員なども務める。
西川芳昭さん
龍谷大学経済学部教授(農業・資源経済学)・同大学院経済学研究科長
レンゲとタマネギの採種農家に生まれ、大学で作物遺伝学を学んだ。しかし、在来作物など貴重な植物資源の管理には、科学的技術の進歩だけではなく、科学の進歩が社会や文化という文脈の中で人々の生活の中に翻訳されなければ持続可能なシステムの構築につながらないことにも気づいた。現在は、食べるものを作る人と食べる人がその費用やリスクを分担するシステムについて、また食べるものを作る農村が持続できる仕組みについて経済学・社会学・政治学の視点を交えて研究している。
八尋幸隆さん(むすび庵 代表)
1952年、福岡県筑紫野市生まれ。大学在学中の20歳の時に公害問題や農業の衰退に心を痛め、就農を決意する。1995年から約10年間、福岡のNGO「明日のカンボジアを考える会」を通じてカンボジア現地NGO「るしな こみゅにけーしょん やぽねしあ」の農業分野のサポートに取り組む。1996年には消費者との新しい関係作りを図るため、農業体験交流施設兼直販所「むすび庵」を設立。月1回「むすび庵で農と旬を語ろう会」を20年間開催(2016年11月に終了)。
藤井大輔さん(九州国際大学国際関係学部 准教授)
NGOに約15年間、有給無給を問わず国際協力に関わり活動した経験を踏まえて、大学で国際協力について教育研究活動、また国際協力のキャリア指導を行っている。九州国際大学国際関係学部准教授(国際協力論、NGO論)、(特活)NGO福岡ネットワーク副代表など。