「九州地域NGO活動助成金」審査結果のお知らせ
NGO福岡ネットワーク(FUNN)が宗教法人真如苑の支援を受けて行っている
【九州地域NGO活動助成金】
2019年度は7団体からの応募があり、8月18日に半公開式で行われた外部有識者等による選考審査会の結果、以下の6団体の事業が採択されました。
団体名 | 実施事業名 |
芭蕉繊維研究会 | ミャンマーにおける糸芭蕉の栽培及び芭蕉繊維の回収・利用事業準備 |
(特活)トゥマンハティふくおか | 職業性ストレス簡易調査票(57項目)多言語化事業 |
(特活)エスペランサ | ギニアビサウ共和国におけるソナック中等学校の図書室とパソコン室整備 |
(一社)モザンビークのいのちをつなぐ会 | モザンビーク共和国農作物備蓄倉庫用地の外壁敷設 |
(一社)ミドリゼーションプロジェクト | 宮脇方式で森林再生 東アンマンの乾燥地調査 |
(特活)ISAPH(アイサップ) | ラオス国保健医療サービス体制強化事業(カウンターパート研修) |
審査会は各応募団体による事業のプレゼンテーションと質疑応答で行われ、7団体の内3団体は現地からのビデオチャット(スカイプ)での参加となりました。
応募事業は従来からの保健医療や教育分野・災害復旧/復興などに加えて、国内の外国人労働者支援に通じる職業性簡易ストレス調査票の多言語化や、日本の離島の地域起こしと途上国農民の収入向上の組み合わせなど、新しい方向性をもった取り組みがありました。
いずれも弱者の視点に立ったNGOらしい甲乙つけがたい内容で、選考は悩ましいものとなりましたが、審査委員・事務方のFUNNスタッフも多くの学びと元気を頂きました。
FUNNでは今後も団体からの求めに応じて効率的・効果的な採択事業の実施にかかるサポートをして行きます。
九州のNGOを育て応援するという趣旨で、まだ法人格を得ていない団体も申請可能なこの助成金。「初めて助成金を申請するが申請書の書き方が分からない」「こんな事業・経費でも助成してもらえるだろうか?」といった応募前の準備段階から採択後の事業実施にかかる相談までFUNNスタッフが応じサポートしますので、来年度は更に多くの応募を期待します。
また、半公開式の選考審査会は多種多様なNGOの活動を知り、更に長年NPO/NGOの支援に関わってこられた審査委員の暖かくも鋭い質問や指摘から学び・気づきを得る機会ともなるとのお声も頂きました。来年はより多くの方に傍聴頂けるように工夫をしたいと思います。
「九州地域NGO活動助成金」について
https://ngofukuoka.net/funn/activity/management/grants/